勝間和代・宮崎哲弥・飯田泰之『日本経済復活 一番かんたんな方法』、上念司『デフレと円高の何が「悪」か』

 ご存知、光文社新書として本日発売された勝間・宮崎・飯田三氏による鼎談が収録された著作。世界金融危機震源地であった欧米が紆余曲折を経ながら着実に景気回復の途に入っている一方で、直近の2009年第4四半期のSNAからも明らかなとおり、我が国の経済状況は「デフレ」の深刻化が観察されるという状況です。デフレは既に10年超続いている訳ですが、この間日本経済は様々な問題を内包・深化させる形で推移してきました。
 現状を打開するためには何をすべきか、お三方による本書にはその解答が書かれていると思います。内容をざっと拝見した限りですが、経済学を学び・利用する人間にとっても耳の痛い話もあるようですね(汗。勉強したいところです。
 既に各所でご紹介されているところですが、光文社新書として先月公刊された上念司氏の『デフレと円高の何が「悪」か』も非常にわかりやすくポイントをついた著作です。こちらもあわせてご覧になると吉かと。

日本経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443)

日本経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443)

デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書)

デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書)