新井啓「株式投資のためのケインズ経済学」、小塩隆士・田近栄治・府川哲夫編「日本の所得分配 格差拡大と政策の役割」等々

株式投資のためのケインズ経済学」はゼミの先輩だった新井さんの新著ということでご紹介。まだ購入していないのですが、内容説明をみると、日銀が2002年11月下旬から株式買取を始めたのはなぜか、景気回復にはなぜインフレが必要なのか、株を買うことは経済学的にどのような意味を持つのか、についてケインズ経済学の視点から解説された本との事です。どんな本か興味深いですね。「株式投資で儲けるにはどうするのか?」という本も良いですが、急がば回れでこういった本も良いのではないでしょうか。

(11/28追記:購入しました。少し大判ですね。中々本格的な内容ですが、数値例が豊富なので分かりやすい本だと思います。)

株式投資のためのケインズ経済学

株式投資のためのケインズ経済学

「日本の所得分配 格差拡大と政策の役割」の方は格差拡大に対してどのような政策アプローチがとりうるのか、を分析している本のようです。一度手にとってみようと思いますが、多分買うだろうなぁ。

日本の所得分配―格差拡大と政策の役割

日本の所得分配―格差拡大と政策の役割

あとは今月はスティグリッツの新刊(世界に格差をばら撒いたグローバリズムを正す)と、ざざっと斎藤精一郎氏の「大転換 日本経済・2007年〜2015年」でも読んでみるか。斎藤氏の本はネタになりそうだし。少し前って○○しないと日本は破産するとか言われてたような気がしましたが、今度はデフレ脱却&経済成長・・・。日本経済というよりは斎藤先生の頭の中の方がまさに大転換のような気が(笑)。「大転換」といえばカールポランニーの本だと思ったんですがね・・・。そういえばパンサルの新版も出てましたね。過剰−蕩尽。懐かしい。

世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す

世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す

大転換―日本経済・2007年~2015年

大転換―日本経済・2007年~2015年

大転換―市場社会の形成と崩壊

大転換―市場社会の形成と崩壊

パンツをはいたサル―人間は、どういう生物か

パンツをはいたサル―人間は、どういう生物か