2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧
MATLABで本格的なDSGEモデルを作ろう計画第二弾&備忘録メモ。ある方から教えて頂いたのですが、MATLABでDSGEモデルを動かす際のツールとして、Dynare(http://www.cepremap.cnrs.fr/dynare/)というツールがあるようですね。 Dynare自体はフリーのtoolでMAT…
BOEのInflation Reportですが、Webcastでも公開しているんですね。New Economistを読んでいて気づきました(遅。中々質疑応答も面白い話があったりしますし、英語も聞きやすいです。仕事の合間で聞くと仕事できませんが(笑)。http://www.bankofengland.co.…
1.数値から伺える99年以降の日本の金融政策 (その1)では、公定歩合が政策金利として用いられていた90年代前半の動向について、岡崎(1999)における三つのポイントを簡単に検証してみた。結果、90年代前半期においても国内企業物価指数(卸売物価指数)の…
仕事目的で購入。90年代後半から本格化したコーポレートガバナンスの変遷を追っていくには商法改正の変遷を抑える必要があると思いますが、秋坂先生の本は昭和25年の改正から平成17年会社法の成立までの商法改正についてポイントを押えて解説しているところ…
今年初めに加藤さんの著書を読んで以来、仕事の合間をみつつコツコツDSGEモデルの勉強を進めています。中々遅々として進まないわけですが、めざすは政策に使える大規模DSGEモデル構築&シミュレーションでしょうか。小国先生の本は、加藤さんの著書でも薦め…
韓リフ先生のところでも詳細なご紹介があり、自分も早速購入。・・・の筈だったのですが、会社近所の本屋には一冊も無く、丸善本店には在庫無し、結局八重洲ブックセンターで残っていた在庫の一冊をゲットしました(笑。内容はというと9・11以降の国際金融の…
(http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071119/plc0711191006003-n1.htm)から。 詳細についてはリンク先を御読みいただきたいが、竹中論説の現状に関する指摘としては以下の三点だろう。 ・サブプライムの影響を比較的受けていないはずの日本が、最も…
岡崎哲二(1999)「日本の金融政策とマクロ経済:歴史的パースペクティブからの再評価」、フィナンシャルレビュー50号*1では、戦後日本の金融政策について歴史的パースペクティブからの再検討が試みられている。そして金融政策の直接的な担当者である日本銀…
早いものですが、本日の日銀政策決定会合で日銀は金利据え置きを決定したとのことです。昨今の株安・円高をはじめとする国内情勢・さらに米国経済の不安定な動向を考慮すれば(福井総裁の思いは兎も角として)利上げは困難な状況でしょう。 所で、日銀が金利…
計量経済学の大御所である箕谷・縄田・和合三先生が編集した「計量経済学ハンドブック」。やはりこれは買わざるを得ないでしょう〜(涙。 まず注目点はありえない値段(定価29,400)なのですが、箕谷先生の「大全」といい、この手の書籍は扱う内容の膨大化が…
非常に遅ればせな感があるのですが、西野智彦・軽部謙介両氏の「検証もの」を頭に入れた上で読みたいと思っていたので、今現在読んでます。成長・金利論争は高橋洋一「財投改革の経済学」とあわせて読むと面白い。しかし情報量多いですねぇ。一気に詰め込ん…
2019年はどのような世界になっているかというのは興味あるところです。知り合いの方から統計研究会が行うアンケートに(人手が足りないので)回答して欲しいとの依頼を頂き、回答してみたのですが・・・。昨日家に帰ったら回答結果が(汗。 本書は人口・環境…
慶應義塾大学出版会のシリーズ物として07年から刊行が開始された総合研究現代日本経済分析ものの1冊目。社会保障というと給付と負担に分けた上で色々と制度の話が出てくるわけですが、私も含めてよく分かっていない人間にとってはそういった視点だけだとちょ…
マスコミ等の報道で周知の通り、小沢氏が党代表の職を辞するとの発表があった。4日に発表された「民主党代表としてけじめをつけるに当たり」という記者会見での発表資料は以下のとおりである。 「民主党代表としてけじめをつけるに当たり」 福田康夫総理の求…
経済関連の本が途切れると歴史もの小説を読むのが日課になりつつある昨今です。この火坂雅志「虎の城」もそんな一冊。こちらは藤堂高虎の生涯を描いたものですね。近江の土豪の家に生まれた高虎が豊臣秀長の下に使え、さらに徳川家康に重用されていく・・と…
偶々ロイターのサイトにアクセスしたらインサイトに岡田さんの論説が掲載されていました。たとえが適切でわかりやすいですね。 物価と景気に関する「慎重な予測」の落とし穴と利点を解説した上で、フォワードルッキングな成長目標がいかにあるべきかを議論さ…
フィリップスカーブとは、物価上昇率と失業率との間に右下がりの関係があるというフィリップスの観察結果に依存する理論であり、短期のフィリップスカーブと長期のフィリップスカーブに関する仮説や最近ではAkerofらにより、単なる統計的事実ではなく理論的…
諸君12月号の高橋論説(高橋洋一「構造改革六年半の舞台裏をすべて語ろう」)を読む。個人的には「歌って踊れるエコノミストになろう」*1という点に共感(笑)だが、竹中氏・バーナンキ・安倍氏・小泉氏といった方々とのつながりや郵政民営化や政策金融改革…