2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

年内のエントリー予定

今年も後数日となりました。少し前に観測された乱高下の相場模様と同じく、今年は個人的にも大きな浮き沈みがあった年でした。酷く落ち込んだ出来事もあった後、とても嬉しかった出来事もあり・・・。因果応報を実感します。何とか今後は安定成長へと持って…

雑感

http://d.hatena.ne.jp/arn/20081221#p1 http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20081226/1230274589 http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20081227/1230353388 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20081227/p1 等々を読んで的外れかもしれませんが感…

明るい話題

テレビなど見ますと暗い話題ばかりの状況でして、現在の経済状況には憂慮するこの頃です。嶋中さんがこういう状況下で明るい話題を提示されていますのでご参考まで。問題はこの状況がどこまで続くかだと思いますので方向感はそうかなぁと思います。個人的に…

中央銀行におけるマクロ経済モデルの利用状況(日銀レビュー12月号)

関心のある方は多くないのかもしれませんが、個人的にメモ。分かりやすく実務レベルのマクロ経済モデルの動向について解説されているので参考になるかと思います。http://www.boj.or.jp/type/ronbun/rev/data/rev08j13.pdf

東洋経済12/27−1/3新春合併特大号「2009「全解明」」

今回は東洋経済、ダイアモンドともに特大号だ。さすがに読みがいがある。東洋経済の方は激変する世界を先取る!と題して様々なテーマについて論説が掲載されている。詳細はお読み頂くとして(笑、インタビューではブラインダーのものが興味深いだろうか。 ブ…

政策金利0.1%に

取り急ぎロイターの記事から。別に長期国債の買い入れ額に上限を設けなくても良いと思いますが・・。野田委員の反対理由が少しだけ気になるところ。0.2→0.2と刻んできましたね。続報を待ちましょうか。 (http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-3…

昭和恐慌、およびその脱却の経験から何がいえるのか(その1)

今般の世界的な不況の突入の中にあって、昭和恐慌及びその脱却の経験から我々は何を学ぶことができるのだろうか。まず問題となるのは昭和恐慌に陥った日本においてどのような手段が講じられ、それが時間的経過を伴いながらどのように経済に影響したのかとい…

FRBの金融政策と正念場を迎えた我が国の経済政策

12月15日・16日のFOMCでFRBは政策金利であるFFレートをゼロ%〜0.25%にすることを決定した。ゼロ金利への移行は米国にとっては初めての経験であるが、今後は既に公表されているア)連邦エージェンシー債及びMBS証券の買取りをより進めていくこと、イ)来年…

野口悠紀雄「未曾有の経済危機を読む 100年に一度の危機に、ケインズはよみがえるのか?」

某所から知りえた野口悠紀雄氏の論説(http://diamond.jp/series/noguchi_economy/10001/)。こういう話がはやっているのかどうか知りませんが(笑、今回の危機に際して「マクロ経済の話にマクロ経済学がはじめて意味をもった」などというのが妄言であるのは…

高橋洋一『この金融政策が日本経済を救う』、中谷巌『資本主義はなぜ自壊したのか』

年末なのに色々本が出ますが、高橋さんの新刊本は金融政策について、現下の経済状況の認識とあわせてわかりやすく書かれており非常に勉強になります。外出の空き時間に一気に読了しましたが、「高校生にもわかる・・」の名のとおり、非常にわかりやすく的確…

私の履歴書(小宮隆太郎、日本経済新聞朝刊)

日頃日経新聞は読みませんが、毎日楽しみにしているのが標題の小宮先生の「私の履歴書」。週末あたりから本格的に経済学者の道を歩まれた小宮先生の足跡が具体的に語られていますね。石川経夫氏の父である石川滋氏との交流や、篠原三代平、都留重人、舘龍一…

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米自動車救済法案めぐる上院協議は合意に至らず http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35403320081212ドル13年ぶり円高水準、米上院が自動車救済案で合意できず http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35403220081212酷い状況になっ…

今月の経済論説から(その1)(2008年12月)

今年も12月となり、月刊誌も「1月号」が刊行される季節となった。今月は経済論説という意味では「中央公論」、「文藝春秋」、「Voice」、既に紹介した「世界」といったところが面白いだろうか。印象に残った論説を基点にしつつ纏めていくことにしたい。1.歴…

今年読んだ本

早いものでもう2008年も終わりに近づいてきました。なかなかまともなエントリをかけないところではありますが、今年まともに読んだ本は50冊くらい。ほぼ全てが経済本ですね。後は雑誌類をチェックするのとあわせれば面白い経済記事・論説を毎日読んでいく生…

原田泰・増島稔「金融の量的緩和はどの経路で経済を改善したのか」

先日の矢野さんの論文に引き続いて、最近ESRIで公表されたDP(http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis210/e_dis204b.pdf)。金融政策の効果に関する実証分析の結果を調べていくと、近年のデータを追加したものでは、90年代後半以降は量の拡大という政…

はてな経済系ブックマーカー5選

まず最初にお約束。はてなブックマークのノベルティセット欲しい! T-norfさんからトラバを頂いたのですが、はっきり言って僕はブックマーカーではなくコメントしたいだけの人間ですので不定期更新ですし正直その任には無いでしょう(笑。何より包括的に集め…

世界1月号「特集 大不況」、エコノミスト12/22臨時増刊号「経済大転換2009」

日頃「世界」など読まないのであれですが、今回の「特集 大不況」は凄い内容ですね。宇沢先生と間宮先生の対談、高杉良氏による小泉−竹中路線の整理は面白そうかな。萩原氏による論説は・・まぁ読まなくてもわかりますが(笑、シンポジウム「経済危機の深度…

凄い話(追記あり)

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35252520081204?feedType=RSS&feedName=topNews ROMっているつもりでしたが、凄い話になってきました。最近公表の経済指標も凄いことになっていますが、この話が現実化した場合の効果が実際にどのようなも…

しばらくROM予定

12月ともなりますと色々と忙しくてブログを更新している暇もございませんorz..。ということでしばらくROM中心でいければと思います。本来は週1ペースのつもりだったのですが、少し更新頻度が高すぎるような気もしますし。どうぞよろしくお願いいたします。

矢野浩一「Dynareによる動学的確率的一般均衡シミュレーション〜新ケインズ派マクロ経済モデルへの応用〜」

随分前から紹介したくてウズウズしていた矢野さんによる論文ですが、やっとESRIのDPとして公表されたようです。Dynare自体はMATLAB上で動くプログラムですが、各種モデルの解説と合わせて、Dynareのコードも関連サイトで配布されているのが特徴でしょうか。…

小林正宏・大類雄司「世界金融危機はなぜ起こったか」

小林・大類両氏による世界金融危機に関する書籍。今年の10月までに生じているイベントについて的確に整理がなされていると感じました。世界金融危機と97年のわが国の金融危機とをどう考えるのか、今般の米国の金融政策をどう評価するのか、今後の世界経済は…