2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧
本日早速アカロフ・シラーの「アニマルスピリット」を購入しました。日本語版はサイズが小さい!というのが第一印象。この本に限って言うと、「はじめに」で展開されているマクロ経済学におけるアニマルスピリットの重要性についての指摘を読んだ後で、山形…
月末恒例のこれらの統計の公表がなされると今月も早終わりかと感じる。さて、前回公表の値よりも悪化することは容易に予想できるわけだが、まさに予想通りの状況であった。 消費者物価指数から見ていこう。4月分の値は総合指数が前月比0.1%上昇、前年同月比…
クルーグマンの話題のついでということで(笑。報道2001でも書影が出ていましたね。PHPから出版されるということは、Voice等での対談+αを纏めたものではないかと思います。論説の内容もさることながら、楽しみなのは若田部先生が解説を書かれている点でしょ…
新報道2001でクルーグマンが語るとのことだったので、余り期待してはいませんでしたが、やはり酷い番組になってしまったようですね。与謝野さんや吉川先生と対談するのであれば、対談の模様を編集なしできちんと放映するのが番組の責任です。 本件についての…
稲葉先生が取り上げていらっしゃった猪木先生の新著。本屋で早速見て即買いしました。戦後の世界経済の流れを特徴的な出来事を中心にして論じていくというものです。申すまでもありませんが、著者の深い学識と思想が行間からにじみ出て、読者に深い味わいを…
山形さんのお知らせでも予告がされていたところですが、ついに日本語訳が出ましたねw 読書感想文を書こうと思っていたのですが、遅すぎたかw オススメ。アニマルスピリット作者: ジョージ・A・アカロフ,ロバート・シラー,山形浩生出版社/メーカー: 東洋経…
最近刊行された藤井先生の本。ブラックマンデー、LCTM、そして日本のバブル崩壊とを対比しつつ、現在の金融危機について分かりやすく説明されています。さらさらと読みやすい本ですね。本書にも記載されているのですが、金融は経済システムの一部であるため…
本書は現代の金融危機についての概観を行いつつ、過去幾多生じた金融危機の経験から経済危機を克服するには何をすべきなのか、世界経済の回復の道筋、日本の回復過程、そして将来のリスク要因を論じた本である。経済危機の展開の中で乱立する経済危機本、「…
テイラー先生の新著。円高効果もありまして邦書を買うよりも安価なので、早速購入しました。内容はというとタイトルどおりな訳ですが、政府の政策や介入がいかにして金融危機を引き起こし、長期化かつ悪化させているかというものです。 金融危機に関して様々…
所謂「日銀理論」に対する系統的な批判の書である岩田先生の本。手元になかったので購入。金融政策の経済学―「日銀理論」の検証作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 日経発売日: 1993/08メディア: ハードカバー クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見…
正直驚いた。というのは、なぜこのタイミングで辞任するか理由が分からないためである。 民主党内で小沢降ろしが本格化しておりやむにやまれずに辞任に至ったというのは考えがたいように思う。というのは、今回の騒動に際して小沢氏に批判的な立場であったの…
何やら一日数件しかアクセスの無いこの場末ブログがえらい勢いでアクセスしていただいているのですが、付利が付いている状況で不良資産を買い上げてマネーを供給すればこのような事態になるのは自然なことです。世界的な金融危機の状況で銀行がお金を貸そう…
日本が高度成長期から安定成長期に入る過渡期であった1970年代。70年代初期にはグレート・インフレーションに見舞われたが、二度目のオイルショックではインフレ期待を抑えこむことに成功し、高度成長期の10%程度の成長は不可能になったとは言え、4〜5%程…
何かと面白い今月号のVoiceですが、既に田中先生が書かれていますね。(http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090511)余力があれば別途エントリしたいところ。 安達さんの論説vs民主党大塚氏の論説に限らず、対照的な論説が折り込まれていますので、何が…
本日のニュースを見ての雑感ですが、段々とより深刻化の度合いが増してくる感じですね。完全失業率は4.8%、消費者物価指数は前年同月比マイナスですか。原材料価格上昇に伴う影響が剥落すれば元の木阿弥となるのは当然で、この点は以前から予想していたとこ…
田中先生も既にご紹介されていますが、本書はオシャレな本といえるでしょう。「東大を出ると社長になれない」というちょっと「お?」と思わせるタイトル、ピンクを基調にすえたオシャレな装丁、そして主人公の和臣が様々な人(萌え要素も満載!)と交わるこ…