2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧
既に報道されているところだが、日銀金融研究所主催の国際コンファランスでテイラー教授が昨今の原材料価格の高騰に対する政策として「グローバル・インフレーション・ターゲティング」を提唱した*1。詳細な議論は不明だが、報道を読む限りではテイラー教授…
本石町日記さんの方でご紹介されていたもの。既にお読みの方も多いと思いますが、中々興味深い&面白いのでご紹介。 様々な経済ニュース(情報)を元に、利上げをするか利下げをするか判断して、規定期間内にターゲットゾーンに納めるというもの。ターゲット…
芥田さんによる原油市場に関する解説書。以前刊行された書籍に直近の動向を加えた上で刊行されたものです。基本から解説されているので原油市場の価格形成の枠組みや、石油価格の高騰要因・その先に見えるもの、各国への影響等々がわかりやすい。 原油をはじ…
本文は題名のリンクから辿ってくださいm(@)m 日銀人事問題のゴタゴタは未だくすぶっていますが、本件の当事者のお一人である、伊藤先生のクロノロジカルな整理とコメント。本文中で紹介されている、日経新聞の「大機小機」での隅田川氏やカトー氏のコメント…
http://www.imi.ne.jp/blogs/research/2008/05/080521blog.htmlから。巡回先でもfinalventさん、韓リフ先生、ラスカルさんが書いています。僕も調査内容に応じて少しだけ。■開設期間は3年。はてなに移って2年ですね。■平均アクセス数は過去1年くらいの動向…
まずは竹中氏の新著。大学の教科書との事ですが、どちらかというとご自身の強みの一つ(政策形成に携わったこと)を前面に出しながら経済理論の解説を行いつつ公共政策を論じる本という印象。纏まっているので気軽に読めます。闘う経済学 未来をつくる[公共…
5月25日朝刊で竹森教授の論説が掲載されていた。著作権保護のためだと思うが、ネットでは論説が掲載されていない模様だ。以下、竹森論説を紹介することで他紙を購読されている方の便宜に供しつつ、感想を書くことにしたい。1.サブプライム問題の現状につい…
自分用のメモ。明日読みますかね。・大津敬介「実物景気循環理論と日本経済」(http://www.imes.boj.or.jp/japanese/jdps/2008/08-J-08.pdf) 本稿では、確率動学一般均衡分析の基礎となる実物景気循環(RBC)モデルを理論的に解説し、当モデルを用いて日本…
大竹先生のブログ経由*1。同書はエンジニアの平林純氏と経済学者が対談したものを纏めたものです。ネットで公開されていたらしいのですが、僕はそのことは知らずorz... 対談相手は以下の11人の経済学者。大竹文雄、玄田有史、友野典男、松原隆一郎、小島寛之…
見知らぬ方からはてなポイントを頂きました。御礼申しあげます。ありがとうございますm(@)m
韓リフ先生が書かれているのでネタが無いこともあり、自分も投稿w。憧れ女性ちぇっくでググれば目標にたどり着ける筈。女性の方は男性バージョン(憧れ男性ちぇっく)もあるのでそちらをどうぞ。どんな男性が対象になるんだろうか。 ともあれ自分の結果は・…
既に報道でご案内のところかと思いますが、試算結果資料をざっと読んで思ったことを列挙します。 ・現状を踏まえたシミュレーションを包括的に行っており、この手の試算としては良心的。しかし(追記)を認識しているという前提。・試算としては経済環境(成…
今月の月刊オピニオン誌は少し経済関連の記事が少ないようにも思います。確かに先月が盛り沢山でしたもんね。 さて、今月号のVOICEの若田部先生の論説ですが、御題は「白川日銀総裁の「出来ない集」」とのことです。詳細は、既にネットに出ていますのでこち…
本書は戦後日本を代表するエコノミストの一人である下村治についての評伝である。「日本経済」に真摯に立ち向かった下村が幾多の論争を経て自己の理論を彫築・熟成させ、さらには「日本経済学」と呼べる水準にまで到達した様を活写することに本書は成功して…
某所でも話題になっていましたので、今更感はありますが復習してみたい書籍。新しい金融論―信用と情報の経済学作者: J・E・スティグリッツ,ブルースグリーンウォルド,ジョセフ・E.スティグリッツ,Joseph E. Stiglitz出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: …
父信吉を幼少時に失い、福沢諭吉の庇護の下で育ち、慶應に移った福田徳三をして「慶應の麒麟児」と呼ばしめた小泉信三。そして天皇陛下の教育係(東宮御教育参与)を勤め、慶應にあっては塾長も務めた小泉信三。日吉キャンパスには(今の多くの塾生は知らな…
余力があればもう少し感想を書きたいところですが、08年第1四半期の実質GDP成長率は0.8%(年率3.3%)、名目GDP成長率は0.4%(年率1.5%)。調査機関の予測平均値と比較すると少し高めの数値です。消費の動きが底堅いところと民間住宅投資の寄与がやっとプラ…
偶々仕事の途中で立ち寄った本屋で発見→即購入。宮川先生を主査とした「失われた10年を超えて」研究会での分析に検討会でのコメントを加え、さらに包括的な論文を加えて編集したものとのことです。実証されている幾つかの論文はDP等で刊行されていたのを練り…
近著(「スティグリッツ教授の経済教室−グローバル経済のトピックスを読み解く」、ダイヤモンド社)において我が国はインフレターゲティング政策を導入すべきでない(同掲書:p25)と論じるスティグリッツ教授*1だが、Project Syndicateに投稿された本論考の…
元に戻しました。ご迷惑をおかけしましたこと、お詫びいたします。引き続きどうぞ宜しくお願い申しあげます。
私が身近に接した「凄いエコノミスト」の一人でもある上久保さんによる下村治伝。 まだ手にとって居ないのですが、きっと興味深い本でしょう。特に下村が構想した高度成長論は現代の経済政策を考えるにあたっての手がかりになるのではないかと個人的に思って…
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003007&sid=a25.Sjl.F25A&refer=jp_economiesから。 ブルームバーグ調査。実質GDP成長率は前期比で0.6%、年率で2.5%、名目GDP成長率は前期比で0.3%、GDPデフレータは前年比で−1.4%といったところ。 07年第4四…
手前味噌で恐縮ですが、小林さんが書かれている「今月のトピック〜日本の不良債権問題とサブプライムローン問題の類似点と相違点〜」が読みやすくて勉強になります。ご参考まで。 http://www.murc.jp/report/research/watch/2008/200805.html
以下ご参照のこと。すばやいwwwhttp://d.hatena.ne.jp/fhvbwx/20070909/1189361387念の為にコメントしますと、確かりんご果汁100%さんだった当時は「なぞなぞ認証−はてな」ではなかったように思うんですよ。出来れば「とんち番長」あたりでお願いします…
森永さんのコラムから(http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/131/index4.html)。といっても森永さんのような方が皆この生活を実践すると日本経済は沈没するのですが、このタイミングでこの話題を取り上げるとは、「300万円〜」の著者たる森永さんの真…
原油市場の動きがどうなっているか、そしてその対外的なインパクトを考えていくための御勉強本として購入。最新の動向を含めてきちんと纏まっているので、全体像を掴むには便利な本だと思います。読みやすい。中東マネーとイスラム金融作者: 糠谷英輝出版社/…
はてなの設定を色々と見ていましたら、「なぞなぞ認証」なるものを発見しました。「なぞなぞ」でアクセスすることが可能なブログというのは僕は見たことが無いので、早速設定(笑。定期的に「なぞなぞ」を経由してアクセス出来るようにしたいと思っています…
メモ代わり。JEL(Journal of Economic Literature)の最新号(2008年3月)から。サマリーはリンク先から読めます。・Sudhir Anand and Paul Segal,What Do We Know about Global Income Inequality? こちらはグローバルな不平等度に関する近年の実証研究のレ…
金融政策を考えるにあたって、住宅市場の成熟度が実態経済にどのような影響を与えるのかという点は重要な意味を持ちつつあるのかもしれない。住宅市場が成熟している欧米諸国において住宅市場の動向が他のセクター、景気循環に与える影響はより大きくなって…