2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

軍師に相談してみました。

韓リフ先生(id:tanakahidetomi)、hicksianさんがお伺いを立てて居た軍師に僕もご相談してみました*1。 1.日米の金融政策 なるほど・・。http://catfrog.net/PHP/gunshi.php?name1=econ-econome&text1=%E6%97%A5%E7%B1%B3%E9%87%91%E8%9E%8D%E6%94%BF%E7%AD%9…

日米金融政策のパフォーマンス比較

Mankiw(2001),"U.S. Monetary Policy During the 1990s"では題名の通り、眼目は1990年代の金融政策のパフォーマンスを比較することにあった。過去エントリ(小泉政権下の経済変動を考える−1970年代〜現在までの経済変動をみる−)では日本経済のパフォーマン…

スパゲティボール現象

別の話題のエントリを考えていたのですが、諸事情によりまして明日以降に書く予定@@; ということで、提題の件です。 バグワッティが提起したFTAに関するスパゲティボールの議論ですが、東大の小寺氏が「スパゲティボール現象」について議論しています。「…

安達誠司氏「脱デフレの歴史分析」、小峰隆夫氏「日本経済の構造変動」

久々に夕方本屋に行きましたので戦果報告。田中先生のブログ(http://reflation.bblog.jp/)でもオススメされている安達誠司氏の「脱デフレの歴史分析−「政策レジーム」転換でたどる近代日本」。アマゾンでは在庫無しとなっていましたので、早速丸善にて取り…

日本の対外経済戦略

フィナンシャルレビューの最新号で「日本の対外経済戦略」として特集が組まれています。 まだ読んでいませんがこの領域でおなじみの先生方が議論を展開されていますね。中身はこんな感じです。 序文 伊藤隆敏 日本の対外経済戦略,展望 伊藤隆敏 日本のFTA戦…

小泉政権下の経済変動を考える−1970年代〜現在までの経済変動をみる−

Mankiw(2001),"U.S. Monetary Policy During the 1990s"*1を参考にしつつ、我が国国内の1990年代の経済変動に関する分析(桜・佐々木・肥後(2005),"1990年代以降の日本の経済変動:ファクト・ファインディング”,日本銀行ワーキングペーパーシリーズ*2など…

中原伸之氏「日銀はだれのものか」

既に様々なブログで取り上げられていますが、日銀審議委員を務めた中原伸之氏の回想録です。ジャンクではない中原氏がジャンク達といかに向き合ったのかが書かれています。ゼロ金利への道、ゼロ金利解除、そして量的緩和策の実行という時期に中原氏が何を考…

嶋中雄二『ゴールデン・サイクル−「いざなぎ超え」の先にあるもの』を読む

著名なエコノミストと呼ばれる人には何らかの特徴(技)があると思う。本書の著書の嶋中雄二氏の「技」が何かと問われれば、それは「景気循環に基づく日本経済の分析」ということになるだろう。言うまでもないが嶋中氏は「嶋中雄二の月例経済報告」をはじめ…

「エコノミストたちの歪んだ水晶玉」を読む。

後日日付を変えて投稿予定。

嶋中雄二氏「ゴールデン・サイクル」(東洋経済新報社)、デイビット・ザルツブルグ「統計学を拓いた異才たち」(日本経済新聞社)

景気循環の視点から経済を見通す嶋中氏の最新刊。読みやすいので一気に読めます。こちらは後で読書感想文を書きたい所。「統計学を拓いた異才たち」の方は、久々に統計学を形作った学者の人物伝を読みたいと思って購入。分布を定式化する努力とか涙なしには…

野口旭氏「ポスト量的緩和の金融政策運営」

専大野口先生の論説です。以前(2006年1月19日)のMM論説から量的緩和解除がなされたことをうけてどうなるかを論じられています。論説には全くもって賛成ですが、問題はいかなるタイミングで本格的な導入への道を辿るのかという点でしょうか。「失われた10年…

RIETI新着情報

地域貿易協定における「技術的貿易障壁」の取り扱い−相互承認の制度を中心として− 本稿は、地域貿易協定(regional trade agreements:以下、「RTA」)において、技術的貿易障壁(technical barriers to trade:以下、「TBTs」)についてどのような規律が設…

RIETI新着情報3点

竹森論文はフォローしたのですが、まだ土居先生の論文はフォローしきれていません。 続報が出ていますので、少しご紹介です。1.政府債務の持続可能性と今後の財政運営:ワインスタイン論文を検証する 経済財政諮問会議(議長・小泉純一郎首相)で歳出・歳…

竹森俊平『世界デフレは三度来る(上)』を読む

本書は、過去生じた2度の世界経済の停滞期(1873年〜1896年、1929年〜1936年)、そして今般可能性を指摘されつつ幸いにも未遂に終わった三度目の経済停滞を中心に、1970年代の高インフレ期を織り交ぜつつ、19世紀後半から現代までの経済変動の中で財政、金…

そろそろ

かなり更新が滞っておりますが、徐々に少しでも書ければいいかなぁと思っております。 怒涛の忙しさからやっと開放されまして、パソコンに向かう気力があまり沸かないというのが正直なところ、という状況です。積読本の処理にGWを費やしておりまして、海の…