2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ケインズがもしblogを開設していたら・・。

ふと思ったのですが、現在にケインズが研究活動を行っていたら、かなりの確率でブログを開設していたと思うんですよね・・。妄想かなぁ。ケインズの各種論文、メモ、雑誌寄稿記事等々がものすごい勢いでアップされていたり、「ケインズサークル」ならぬ「ケ…

国勢調査の実施に関する有識者懇談会

昨年行われた国勢調査について、実施方法等についての今後の見直しにつき有識者懇談会が取り纏めを行った模様です。全数(悉皆)調査をする必要性、他の既存調査で代替することは困難との認識は仰る通りでしょうし、今後の人口減少下において人口の地域別移…

計量経済学に関連するお勧め書籍等々(その2)

夏休みな学生さんを尻目に一向に休みの目処が立っていない今日この頃です(泣)。 前回の続きということで、僕が読んだ計量経済学に関するお勧め書籍のご紹介です。和書オンリーです。1.計量経済学(その他) 白砂堤津耶先生のこの書籍は、計量経済学のテ…

計量経済学に関連するお勧め書籍等々(その1)

さて、学生さんは夏休みですねぇ。大学の時、2ヶ月くらい続く夏休みをどう過ごそうか楽しみにしていましたが、涼しい図書館で読書などしてみるのも乙なんでしょうか。苺スレなどで計量経済学の本について話題が出てたので、勉強していた当時分かりやすかっ…

「コルナイ・ヤーノシュ自伝−思索する力を持て」

経済学を考える週間ということで(笑)、遅ればせながら、稲葉先生、およびsvnseedsさんらがお取りあげの「コルナイ・ヤーノシュ自伝」を夕方購入してきます。在庫が希少とのことですので、焦って取り置き。絶賛されている本ですので面白そうな感じがします…

 木村元彦「オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える」

新しい日本代表監督に就任するオシム氏の半生を綴った本。3時間程で一気に読めました。名将と呼ばれる人に潜むのは自分が得た経験・知識を選手に伝え、納得させるという行為の背後に選手への愛情があるという点でしょう。4年後の日本代表が「戦う集団」と…

「現代に生きるケインズ−モラル・サイエンスとしての経済理論」を巡って

先日投稿した伊東光晴氏の最新刊に関する読書感想文の中で、近年のマクロ経済政策についての記載箇所は事実誤認だろう(期待の果たす役割の無視)、所謂「ルーカス批判」以降のマクロ経済学の動向についてどのような感想を持たれているのか、と書いた訳です。…

価格弾力性の異質性を考慮したフィリップス曲線の推計

五月雨式にすみません。日銀代田氏の論考です。こちらも興味深そう。http://www.boj.or.jp/type/ronbun/ron/wps/data/wp06j16.pdf 本稿は、経済主体間の需要価格弾力性に異質性を導入してニューケインジアン型のフィリップス曲線(NKPC)を導出し、わが国の…

量的緩和政策の効果:実証研究のサーベイ

日銀鵜飼氏が量的緩和策の効果について実証分析のサーベイを行っています。暇な時のお勉強ネタとして確保。帰宅時の電車の中で読む予定。http://www.boj.or.jp/type/ronbun/ron/wps/data/wp06j14.pdf 本稿は、日本銀行が2001 年3 月から2006 年3 月まで採用…

平成18年度経済財政白書

昨日エントリしたのですが、誤って消してしまいましたので改めてカキコ。 昨日の閣議で平成18年度経済財政白書が提出・了承されました。既にbewaadさんのサイトで纏められていますが、デフレから脱却しつつある日本経済に必要な政策として、一歩踏み込んだ金…

伊東光晴『現代に生きるケインズ−モラル・サイエンスとしての経済理論』を読む

本書は「一般理論」刊行から70年が経過した現在において、何が問われるべきかを論じた本である。言うまでもない事だが、著者は我が国のケインズ研究の第一人者であり、岩波新書としては40年前に「ケインズ−新しい経済学の誕生」を著している。また宮崎義一氏…

宮尾龍蔵著「マクロ金融政策の時系列分析」

マクロ金融政策の計量分析にあたり用いられる事が多いVAR分析等を適用し、我が国の金融政策の評価を行ったもの。 金融政策の効果の検証に関する議論を読むと、自分と全く意見が異なる箇所が多いが、VAR分析にあたって必要となる識別のアプローチ、頑健性の重…

日銀レビュー:「開放経済下での金融政策入門」を読む

先日(といっても随分前ですが)、米国の経常収支赤字についてのエントリの中にも開放経済下でのマクロ経済モデルに基づく分析結果(Obstfeld and Rogoff等)についてふれました。タイミング良く日銀レビューで藤木裕氏が紹介されていますので、そちらを参照…

財政総合政策研究所のディスカッションペーパーから

紹介ネタばかり(笑)ですが、日頃巡回しているサイトから興味深そうな話題をピックアップ。 以下、仕事の合間に読む為のお勉強メモのつもりです。 ・「日本経済とマクロ経済政策についての考察」(by山田秀樹氏)http://www.mof.go.jp/jouhou/soken/kenkyu/…

伊東光晴「現代に生きるケインズ−モラル・サイエンスとしての経済理論」

伊東光晴氏の新刊が出たという事で購入してみました。科学ではなく「モラルサイエンス」としてのケインズの思想をロビンズの経済学観、計量経済学における科学としての経済学、ハイエクの経済観と対比させつつ、さらにスミスへの共感という観点から捉えつつ…

橋本龍太郎氏死去

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200607/sha2006070201.html*1昨夜、NHKでも短い追悼番組が放映されていました。政策通で知られる方ですが、バブル期の総量規制の実施(→その後のバブル崩壊)、消費税引き上げに伴う経済の失速といった形でタイミングを…

解除への道

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060703-00000160-kyodo-bus_all http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20060703mh15.htm http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200607030053.html http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20060703mh11.htm ニ…