「現代に生きるケインズ−モラル・サイエンスとしての経済理論」を巡って

 先日投稿した伊東光晴氏の最新刊に関する読書感想文の中で、近年のマクロ経済政策についての記載箇所は事実誤認だろう(期待の果たす役割の無視)、所謂「ルーカス批判」以降のマクロ経済学の動向についてどのような感想を持たれているのか、と書いた訳です。
 この点に関連して、以前田中先生が伊東光晴編「岩波現代経済学事典」の書評をブログにアップされていたのを転載します。インタゲ(もしくは貨幣数量説)に対する批判への僕自身の感想も同様なのですが、田中先生が言われているように「ルーカス批判」以降のマクロ経済学の動向について一瞥もされないのは公正を欠くと思うのですよね。

http://reflation.bblog.jp/daily/2005-02-18/