2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

しばらく休業

レギュラー先生だけには任せておけない昨今でございますが(笑)、毎度のことですが年度末が近づき本業が手一杯ですので、ひとしきり落ち着くまで本ブログは休止ということにさせて頂きます。尚、構造的・摩擦的失業率の話は関連エントリ+αで投稿する*1予定…

Who Was Milton Friedman?(by Paul Krugman)

またしてもマンキュー先生からのリンク。若田部先生も今月のvoiceでフリードマンの論説書かれていましたね。嫁!(http://www.nybooks.com/articles/19857)

平均寿命と一人あたりGDPの時系列推移

マンキュー先生のブログから参照(http://tools.google.com/gapminder/)。 縦軸に平均寿命、横軸に一人当たりGDPをとり、これらが時系列的にどのような推移となっているのかが視覚的に把握できます。リンクの図中の○印の大きさが人口を示しています。○の大…

グローバル化改革専門調査会の議事録から

経済財政諮問会議の専門調査会として、グローバル化改革専門調査会が設置され、議論が行われるようです。具体的な議論はEPA・農業ワーキンググループと金融・資本市場ワーキングを設置した上でなされるということですが、この二点は政策としては今後問題とな…

「日本経済の進路と戦略(仮称)」を読む。

先週木曜日(18日)に「日本経済の進路と戦略(仮称)」が発表された。これまでの「改革と展望」の役割を担うという位置づけである。以下、簡単に内容をみていくとともに、参考試算についてコメントしてみたい。1.「進路と戦略」の内容に関して 「進路と戦略…

日銀利上げ見送り

今回の政策決定会合で利上げ見送りが決まったとのことです。利上げを見送ることについては私も賛成ですね。10−12月期のGDPおよび直近のCPIの動向を見つつ、2月に利上げするかどうかを判断する必要があると思います。ともあれ別段今回の判断と変わらないので…

大河ドラマ「風林火山」にちなんで

昨年も大河ドラマの原作本「功名が辻」を読んだのですが、今年も井上靖の「風林火山」を読みました。読書感想文も書きたいところです。さて大河ドラマが放映される随分前に読了してしまいまして興奮冷めやらずさらに別の本を読みたいと思ったわけです。 書店…

諸君 私はモデルがちょ〜好きだ

興が乗ってまいりました。風邪引く心配はありませんので、夜中のオフィスで歌います。 諸君 私はモデルが好きだ 諸君 私はモデルが大好きだ 諸君 私はモデルがちょ〜好きだ 人型のモデルが好きだ 特に女性モデルが好きだ アンドロイドが好きだ 銀鈴が好きだ …

エコノミスト、クラシックを語る(爆)(4)

相変わらず単純作業の折にクラシックを聞いています。眠気覚ましと気合入れのために聞いているのがグールドのCDです。ベートーベンのピアノソナタ「悲愴」、「月光」、「熱情」の演奏は別次元の演奏を聞かせてくれますね。そして30番〜32番も*1。これまでに…

毎度毎度のことですが・・。

日銀政策決定会合のたびに「利上げするかしないか〜」議論とマスコミからの利上げ観測、そして首相の「利上げするかしないかは日銀のご判断」発言の循環。毎度毎度のことですねぇ。目的が先ではなく、冷静に状況を見極めた上でご判断いただきたいものです。

ESRI「短期日本経済マクロ計量モデル(2006年版)の構造と乗数分析」

1月に入ってすぐに内閣府で作成・公表しているマクロ経済モデルの最新版の内容が公表されていました。法人税減税の効果については報道でもなされていたのですが、内閣府における各種試算の核となるモデルだと思いますので、モデル内容も合わせてチェックし…

日本銀行ワーキングペーパーシリーズから

以下面白そうな論文なのでチェック。備忘録。1.渡辺真吾・小倉將信「アジア通貨単位から通貨同盟までは遠い道か」 本稿では、アジア通貨単位(ACU)の設定・公表や将来の共通通貨導入を展望したアジア為替制度に関する一連の構想について、伝統的な最適通貨…

齋藤誠『成長信仰の桎梏 消費重視のマクロ経済学』を読む。(その1)

本書のはしがきにもあるとおり、マクロ経済政策をエッセー風に論考する著作としては『経済政策とマクロ経済学』、『先を見よ 今を生きよ 市場と政策の経済学』に引き続いて三作目*1となる齋藤先生の著作である。本書の第一章ではこれまで得たマクロ経済学の…

日経新聞エコノ探偵団「FTAの経済効果 どう計算?」にツッコンデみる。

1月7日の日本経済新聞(エコノ探偵団)に「自由貿易協定」の経済効果について記事が書かれています。多分当ブログにお越しの方々だと紙面の記載は納得いかない*1のではと推察します。 ということで、より突っ込んだ記載を行うとすればどうなるか、紙面の所長さ…

戯言に釣られてみる。

bewaadさんのところ(http://bewaad.com/20070107.html#p01)から。高々入院したくらいで専門性専門性とうるさく言うなと言いたい。そういうことを言うのなら仰るように本業で著名になってから言って欲しいですねぇ。一方で今啓蒙したいのなら自らの経済学的…

加藤涼『現代マクロ経済学講義―動学的一般均衡モデル入門』を読む。

マクロ経済学の領域において、初中級レベルのマクロ経済学(IS-LMモデルおよびAS-ADモデルの体系)と上級マクロ経済学(動学マクロ経済学)との乖離が激しいということはよく言われる点である。上級マクロ経済学というのは、大雑把に纏めてしまえば所謂ルー…

新春かくし芸大会

ラスカルさんのところ(http://d.hatena.ne.jp/kuma_asset/20061228/1167319047)で盛り上がっているかくし芸大会ですが、韓リフ先生のご指摘(http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070104)も興味深いところです。写真だけケインズのあの方も控えめなコ…

生産性の国際比較による産業競争力のベンチマーキング

RIETI元橋氏の論考。日、米、中、韓、台におけるTFPの産業別国際比較プロジェクトの結果が記載されています。日本は中、韓、台と比較するとマクロのTFPでは依然として優位にあるが、各国との差は縮まっていること、エレクトロニクス分野においてはTFPのレベ…

謹賀新年

あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。 さて仕事始めというわけですが、新年早々かくし芸大会が盛り上がっていますね。 今年はどんな年になるんでしょうかね。早速利上げがどうとか話題になっているようですが、 国内経済は安定した…