2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

どうでもいいですが。

福井日銀総裁の発言。いつもながらの低い金利水準は適切な調整が必要であるとのお話。そして、利上げタイミングについては市場にサプライズを与えない程度に「早すぎず遅すぎず」行うとの事です。 ところで僕が笑ったのは、ロイターの記事*1の以下の文面*2。…

新井啓「株式投資のためのケインズ経済学」、小塩隆士・田近栄治・府川哲夫編「日本の所得分配 格差拡大と政策の役割」等々

「株式投資のためのケインズ経済学」はゼミの先輩だった新井さんの新著ということでご紹介。まだ購入していないのですが、内容説明をみると、日銀が2002年11月下旬から株式買取を始めたのはなぜか、景気回復にはなぜインフレが必要なのか、株を買うこ…

ブックマークの使い方

はてなに移行してから随分たつのですが、「はてなブックマーク」、これどう使ったら良いのか謎なんですよね(汗。ブックマークしてコメントを書く欄があるのですが、こちらは感想を書けばいいのかなぁ。ちょっと良く分からないのですが、こつこつブックマー…

構造的・摩擦的失業率(1967年第1四半期~2006年第3四半期)の推計(その2)

(その1)では、直近時点における構造的・摩擦的失業率の水準につき、「労働経済の分析」で適用されていた分析手法(UV分析)に基づいた推計結果を紹介した。それによると、02年第1四半期以降の期間についてのUV曲線の推計結果は良好である。尚且つ「労働経…

構造的・摩擦的失業率(1967年第1四半期〜2006年第3四半期)の推計(その1)

「平成17年版労働経済の分析」では、UV曲線を仮定した上で、一般化最小二乗法を適用してパラメータを推計し、構造的・摩擦的失業率の算出がなされているが、「平成18年版労働経済の分析」では構造的・摩擦的失業率の推計についてはふれられておらず、直近年…

景気探偵に聞いてみよう。

ということで。 つhttp://bizplus.nikkei.co.jp/keiki/body.cfm?i=20050922c7000kk視点はとても面白いと思います。データを延長させてみてもここで挙げられている関係が見出せるのでしょうかね。

日銀レビュー:「近年の製造業の設備投資増加について」を読む。

今般のわが国の経済拡張期に際しては、民間企業の設備投資の増加、特に製造業の旺盛な設備投資の拡大が経済の拡大に寄与しているとの指摘がなされている。日銀レビューでは、これらの点について解説しているが、概要と感想を纏めてみたい。1.製造業の設備投…

クリスマス気分にしてみました。

仕事が忙しくて中々更新できない昨今ですが、クリスマス気分ということでスキン変更。 どうぞ宜しくお願い申し上げますm(@)m (文字サイズを「小」にされるといい感じだと桃割れ)

フリードマン逝去

既に韓リフ先生のところで纏まったエントリがなされているところですが、16日に逝去されました。ご冥福をお祈りします。 マネタリスト学派のリーダであったフリードマンの影響力は近年さらに増大しているように感じます。ご案内の通り、フリードマンの打ち立…

飯田泰之「ダメな議論−論理思考で見抜く」

飯田先生の新著。ダメな議論に陥りがちな自分にとっては非常に参考になる本だと思います(まだ購入していないのですが、多分そうでしょうw)。経済学思考の技術も御読みでないかたは是非一読されることをお勧めします。ダメな議論―論理思考で見抜く (ちくま…

森永卓郎「悪女と紳士の経済学」他

森永氏の名(迷)著。*1僕の中では恋愛経済学といえばこちらですね。ロジックがきちんと整理されていない箇所もあるのかもしれませんが、まさに恋愛経済学の分野での「国富論」に相当するというと言いすぎでしょうか(汗)。でも面白いアイディアがいっぱいで…

聞いたことがない「経済学」が氾濫している件について

自分が聞いたことが無いからどうだというつもりはありませんが、経済2.0って何?複素経済学って何?経済成長しなくて良いって何?「実から虚へ」って何?最近のブログをにぎわしている話題は分からないことだらけです。全て、既存の「経済学」が答えを提供し…

根井雅弘「経済学の教養」

打ち合わせのついでに立ち寄った本屋にて購入。社会人の方との勉強会のために本書の内容を書き下ろした上で、議論を通じて練り上げるという形をとった書籍との事です。 内容は過去の経済学者の諸説をちりばめつつ、「経済学の教養」というものに対しての氏の…