2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

勝間和代・宮崎哲弥・飯田泰之『日本経済復活 一番かんたんな方法』、上念司『デフレと円高の何が「悪」か』

ご存知、光文社新書として本日発売された勝間・宮崎・飯田三氏による鼎談が収録された著作。世界金融危機の震源地であった欧米が紆余曲折を経ながら着実に景気回復の途に入っている一方で、直近の2009年第4四半期のSNAからも明らかなとおり、我が国の経済状…

中村宗悦「「高橋財政」に対する新聞論調−『東京朝日新聞』社説の分析−」を読む。

歴史科学協議会編集の『歴史評論』3月号の特集は、「1929年世界恐慌と日本社会」と題されている。井上財政の失敗と高橋財政の成功については、これを「歴史の教訓」として肯定的に捉える論調と、恐慌から戦争に至る過渡期として捉える論調の二つがあり得るだ…

橋本五郎『範は歴史にあり』を読む。

読売新聞特別編集委員を勤めていらっしゃる著者のコラムを一冊の本にまとめたものである。一つ一つが短いので空き時間に気楽に読めるが、中身は色々と考えさせることが多い。本書のあとがきに御母堂が著者に対して言われた三つのことが書いてある。曰く、第…

atプラス03号

毎回見本版を頂いているのにご紹介できず仕舞いだった「atプラス」。申し訳ありません。稲葉先生の論考が面白そうなのですが、いかんせん途中までしか読むことが出来ないので、やはり購入するしかないのかなぁ。 気になったのですが、次号(04号)の特集は「…