2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「勝ち組」と「負け組」を考える−橋本治『乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない』を読む

橋本治氏の新刊『乱世を生きる 市場原理は嘘かもしれない』(集英社新書)。パラパラと本屋で中身を見ていたのだが、考え込んでしまった。それは本書で取り上げられている「勝ち組」と「負け組」という存在の成立に関する言説、およびそこに携わる彼が「エコ…

田中秀臣『最後の「冬ソナ」論』を読む。

『冬のソナタ』のブームに代表される「韓流」という言葉の成立と、その後各テレビ局から放映されている大量のドラマ、韓国俳優の来日に群がるオバサマ達の群れ、といった状況を当初私は「なんだか又訳の分からないブームがやってきたなぁ・・」と傍観してい…