小泉妙「父小泉信三を語る」と小泉信三展

 父信吉を幼少時に失い、福沢諭吉の庇護の下で育ち、慶應に移った福田徳三をして「慶應麒麟児」と呼ばしめた小泉信三。そして天皇陛下の教育係(東宮御教育参与)を勤め、慶應にあっては塾長も務めた小泉信三。日吉キャンパスには(今の多くの塾生は知らないのかもしれませんが)「小泉記念館」が銀杏並木の奥に鎮座しています。
 今年は慶應義塾創立150周年。そして小泉信三生誕120周年です。これを記念して小泉信三展が三田キャンパスにて開催されているとのこと。5/21までということですが、今日あたり仕事のついでに行ってみようかなぁ。そして、小泉信三の人となりを知るための本として新たに娘の妙氏による「父小泉信三を語る」が刊行されたとのこと。こちらもあわせてご紹介。というか塾員・塾生ならば読まねば駄目でしょう(笑。

小泉信三展(5/21まで)

http://www.keio.ac.jp/information/080324_flier.pdfより転載。

16日には天皇陛下がご覧になった模様。
http://www.keio.ac.jp/news/080516.html

父小泉信三を語る

父小泉信三を語る

↓多くの方がご存知のところでしょうが、戦争で失った息子信吉への思いを綴った、涙なくしては読めない名著。

海軍主計大尉小泉信吉 (1966年)

海軍主計大尉小泉信吉 (1966年)

↓経済学を離れ、日常生活を綴ったもの。こちらも面白い。

わが日常 (1963年)

わが日常 (1963年)