エコノミスト、クラシック音楽を語る(爆)(1)

 僕もご多聞に漏れず、学生時代には週末の昼下がりに図書館でクラシック音楽を聴いたりして一人悦に入ることも多かったのですが*1、このところ「のだめカンタービレ」にはまっていることもあってこつこつクラシック音楽に親しんでいます。大したウンチクを語れるわけではないので、最近購入したクラシック音楽の感想などを。ピアノ協奏曲主体ですねぇ。評価等はある意味信用なりません。あしからず(笑)。

ベートーベン「ピアノ協奏曲第5番変ホ長調op.73「皇帝」」、「ピアノ協奏曲第4番ト長調OP.58」
ヴィルヘルム・ケンプがピアノを、そしてケンペンが指揮。ピアノが正確無比な印象。非常にいい感じです。中学〜高校くらいのとき、テープで同じものを持っていたのですが久々に聞くとやっぱりいいなぁと思います。正確さの中に明快な主張が見てとれます。

ベートーヴェン:P協奏曲第5番

ベートーヴェン:P協奏曲第5番

ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」、チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」
ラフマニノフのピアノ協奏曲だと2番が定番なんでしょうが、3番も凄いということを教えてくれる一枚。蛇足ですが、ラフマニノフのピアノ協奏曲はラフマニノフ自身による録音が残っているのですが、ちょっとCDで聞くには音が悪いですねぇ。アシュケナージによる2番の演奏もCDで出ていますが、ちょっとまとまりすぎているような気がします。その中で、このアルゲリッチによる演奏は凄い。彼女の強さの中にロマンティシズムを漂わせる超絶技巧が堪能できます。ちなみに僕の中のアルゼンチン女性はまさに彼女のイメージですね。チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」は日本の有名なピアニスト(名前度忘れ@@;追記:中村紘子氏)の方が得意にしていた曲ですね。ハウスのシチューのCMで随分前にやっていたと思ったのですが・・。こちらもロマンチックな感じが漂っていていいですねぇ。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番

バッハ「ゴールドベルグ変奏曲
グールドの名盤。バッハが意図した解釈でないかもしれませんが、音の重なり・リズムが計算された中で一つの曲として成立するというバッハの曲の持つ魅力が存分に生かされたCDです。彼は死の直前と若い時代との2回、この曲の録音をしているのですが、2回目の録音の方が味があると思います。明快な弾き方ですが、聴けば聴くほど耳になじんでいくのがあら不思議。グールドによるベートーベンのピアノソナタを是非聴きたいなぁ・・。あるのだろうか。

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)

バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)

*1:情けない思い出その1