塩谷隆英「経済再生の条件」

 故橋本元総理の下で経済企画庁調整局長、その後事務次官を務めた塩谷氏の著作。97年といえば橋本氏の下での構造改革行政改革、そして消費税増税という政策が採られたわけです。なぜこのような政策が採られたのか、なぜ「問題認知のタイムラグ」と「政策決定のタイムラグ」が生じたのか。本書は経済政策担当者の視点からバブルの発生、崩壊、失われた十数年下の状況を記述しています。なかなか興味深い内容ですね。連休中に読みたいと思ってます。

経済再生の条件―失敗から何を学ぶか

経済再生の条件―失敗から何を学ぶか