火坂雅志「天地人」
遅ればせながら再来年の大河ドラマの原作本、火坂雅志「天地人」を読む。上杉謙信にその才を見出され、景勝の終生無二の家臣として上杉家を支え続けた直江兼続の話です。「利」で生きる戦国の世にあって「己の義」を求めていくその生涯が綴られていきます。さすがに絶賛されているだけあって読み易くとても面白い。上巻のクライマックスは謙信の死後の御館の乱、そして武田氏を攻め滅ぼした信長軍に三方から攻め寄せられ最後まであきらめなかったその姿でしょうか。妻お船との逢瀬も小説らしい記述で花を添えますね。下巻の方は、言うまでもなく秀吉の死後の家康の台頭、関が原に至る中での話ですが・・。再来年の大河ドラマが楽しみ。
- 作者: 火坂雅志
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
- クリック: 29回
- この商品を含むブログ (45件) を見る
- 作者: 火坂雅志
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2006/09
- メディア: 単行本
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (36件) を見る