藻谷浩介「実測!ニッポンの地域力」

　何度か仕事でお世話になっている日本政策投資銀行の藻谷さんの新著。地域を歩きつくした上での視点と様々な統計を駆使した上でのお話は興味深く、つい引き込まれてしまいます。まだ本書の内容を拝見していないのですが、「地域間格差は拡大する一方だ」という世の中の常識に対して、客観的な数字と事例から異を唱え、「首都圏も地方圏も若干の時間差をもって共に沈んでいる」ということを具体的に指摘している本とのことです（以上著者コメント）。私も一度手にとってみようと思います。

実測!ニッポンの地域力

（追記）早速購入して読んでいるのですが、第一章からやられましたね。これは面白い。世の中に流布する「観念」に縛られることがいかに危険かがよく分かる本です。政治家の皆さんには是非読んでほしいですね。「都市」と「地方」の何が問題なのかが非常によく分かります。