松尾匡『「はだかの王様」の経済学』

 以前松尾先生のコラムで東洋経済から新著が出るとのお話が書かれていたと思いますが、田中先生のblogにて紹介がされていたので早速本屋にて購入しました。本書は松尾先生が久留米市の市民講座事業「六ツ門大学」で行った講義を元にしたものであり、現在の経済現象をマルクスが展開した「阻外」という概念を鍵にしつつ論じるというものとのことです。
 ざっと最初の方を読んだ限りなのですが、本を読みながら「おぉ〜なるほど!」という思いに至るのが好きな方には特にお勧めです。

 そして、私が以前書いた城山三郎の特集についての感想(「旗」についての話)が本書の「はじめに」の追記の中で言及されていたのにビックリ。お気遣いいただき有難うございます。御礼申しあげます。


参考:松尾先生の本書のコラム:http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay_80606.html

「はだかの王様」の経済学

「はだかの王様」の経済学