高橋昌一郎「理性の限界 不可能性・不確実性・不完全性」

 今読んでいるサブプライム本を読んでから、大竹先生の書籍を読んでその後に読んでみる予定ですが、本書は対話形式でとっつき易い本ですね。
 選択の限界として、ミクロ経済学の議論でもおなじみの投票のパラドックス、アローの不可能性定理、囚人のジレンマ等々、科学の限界として、ハイゼンベルグ不確定性原理パラダイム論とか、知識の限界としてゲーデル不完全性定理、神は居るのか居ないのか、なんてところもカバーしていて面白そうです。

理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)

理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)