増田悦佐「格差社会論はウソである」
「あ〜(笑)」とお思いの方も居るのかもしれません*1が、今読んでいるのが増田さんの新著であるこの本。面白いですね。読んでいていろんな疑問や発想がわいてくる本って中々ないものです。イメージとして言うと「通説・常識」が適度に破壊され、そのことが物事をより深く多面的に考えるきっかけになるというところでしょうか。勿論奇説に走るとすぐ「これ駄目だ(笑」と即否定できますのであれですが、何でもかんでもまず疑いながら統計や言説を蓄積してひたすら自問自答しつつ判断するのが職業病となっている人種にとっても、本書はその適度なバランスが保たれている本だと思います。
有識者会議でくだらない業界代表者とか全く意味のない奇説を言うような人間を読んで話を聞く暇があったら、こういう方の意見をきちんと聞いた方が100倍勉強になりますよ。まさに現在の首相が大好きな「日本の底力」が何かを論じているわけですからね。
後で読書感想文を書こうかと思っていますが、大分後になりそうです。加えてテーマが多岐に渡りすぎだしなぁ・・。
- 作者: 増田悦佐
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/02/26
- メディア: 単行本
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*1:良い意味ですよw