4月になりました。

新年度が始まり、新しい装いの方々が目に付きます。今日は都内は雨ですが、雨というのも(濡れなければ)良いものかなとも思っています。



4月1日といいますと、エイプリルフールな訳ですが、blogを巡回していて僕が一番ビックリした(笑)のはグリーンスパンによる自叙伝の刊行でしょうか。いやぁ・・本屋に真剣に問いあわせてしまいましたが、手が込んでますねぇ(笑)


さて、全くエントリ出来ていない当ブログですが、来週あたりから徐々に再開できそうな感じです。積読本がえらい勢いで溜まっておりますので、どんどん処理していきたいところですが・・果たして。


と、これだけでは寂しいので、今月刊行の月刊現代から少し感想を書きたいと思います。


竹森先生の連載が終わってしまって残念なのですが、耐震偽装問題についての魚住昭氏のレポートは興味深かったですね。門外漢なのでどの規準で「安全」と見ることが可能なのか不明だったのですが、勉強になります。ともあれ大臣認定構造計算ソフトを改竄して構造計算を行った姉歯氏に非があるのは明らかですが。


あるものが「ブラックボックス」として放置され、それを前提として物事が進むという点については名目GDP成長率と長期金利との関係についての政策論議にも当てはまることだと思います。


マクロ経済モデルの中身がきちんと明らかになっていない以上、水掛論になってしまう訳ですが、名目成長率と長期金利の関係に関する議論についてはあり得べき可能性とともに政策対応を考えていくのがまず先決でしょう。


経済財政諮問会議の議論を見ていると、様々なシミュレーションが公表されていますが、経産省が提出した資料の基礎となっているマクロ経済モデルは物価は外生変数、内閣府のモデルは物価は内生変数となっている訳です。私は詳細が明らかでない以上、物価は外生変数としている経産省の方が良心的だと思いますが・・。財務省の試算と合わせて分かる範囲で考えてみたいところです。


月刊現代でも経済財政諮問会議に関する話題として桜井慶二氏のレポートが記載されていますが、民主党の原口議員は「財政収入は長期金利が上がると増える」などというトンデモ発言を本当にされたのでしょうか・・・orz...


あとは、音羽人事観測所が要チェックですね(笑)。