中島隆信「これも経済学だ!」
偶々本屋にフラッと立ち寄った際に見つけたのですが、中島先生の新刊本、刊行されていますね。
先生の授業での笑えない?*1ネタも折り込みつつ、一見すると非合理な行動の中にも合理性が見いだせる筈、様々な問題について「うまい仕組み」を作るには経済学の知識が必要だ!というお話が書いてあるとの事です。
啓蒙本ですのでざっと目を通せる本だと思いますが、これからじっくり読んでみることにします。計量経済、モデルでのシミュレーションといった分野でも経済学を前提とすると他分野の人には取っつきにくいのかなとも思います。そういった所をクリアするヒントがあるのかなぁなんて思っています。
- 作者: 中島隆信
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/08
- メディア: 新書
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今日の夜、少し読み始めたのですが、これは面白いです。ちょっと油断すると止まらない勢いに。中島先生の大相撲、お寺、障害者の経済学シリーズのエッセンスが各章に割り当てられ、人間が従ってしまう「合理性」が何をもたらすのかが沢山の例示のなかから描かれていきます。まさに「これも経済学だ!」ですね。(8/10追記)
*1:記憶を辿れば確かに笑えなかったような・・・