経済学者に「心」はあるのか。

 当然ながらマーシャルの言葉「クールヘッド・ウォームハート」の通り、心と理論は表裏一体のものです。なんとなく様々なところで語られる論調をみると、理論としての「合理性」を声高に語る人が多いのだが、実際には「合理性」の中にもそれを判断する人の「心」は介在しているわけです。政策判断や議論をする場合にも人の「心」を考慮しない政策ならば「合理性」の意味に基づいた政策効果も達成されないのでは、などと思うこの頃です。
 もう少し実際の経済に即して語ってみたいところですが、今日はこれくらいで。