林良造・荒木一郎(監修)「日米FTA戦略」

 最近米韓FTAが合意したという報道もなされましたが、我が国にとって政治的・経済的に重要な国として米国を欠く事は出来ないでしょう。本書は2005年秋から監修者を中心に始められた日米FTA研究会の議論を纏めたものです。我が国政府が構想している人・資本の移動を含むEPAを最も有効に働かせることが出来るのは日米FTAだと思います。アジアの中での中国の位置づけをどうみるかという視点に立てばAPECFTAの可能性もあると思いますが・・。
 ともあれ、興味深い論点が纏まっています。勉強になりそうです。(いつになるか不明ですが、感想を書く予定)

日米FTA戦略

日米FTA戦略