誰が原油危機の心配をしているのか?

 ということで、New Economistよりノードハウス先生の御言葉(http://www.econ.yale.edu/~nordhaus/homepage/Big_Bad_Oil_Shock_Meeting.pdf)。なんか某所でも話題になってるようですが、過去のオイルショックと比較すれば当然ながら備蓄等々の対応も含めて世界経済としての耐性は高まっていると思います。勿論、「石油が枯渇するかも・・」とか「安全保障的に大丈夫か・・」なんていう話は公衆の期待に反応する話なので投機的な意味での価格上下もあるわけです。
 まぁこのような話を見聞きすると、「公衆の期待が経済に影響するのかしらん?」なんていう批判はあたらないということになるし、だからこそどのように期待にコミットする仕組みを作るのかという視点が重要ということになるわけですが。それはそれで別の話題。