ESPフォーキャスト調査から
毎月公表されているESPフォーキャスト調査の2月分が公表されました。結果をみると、07年10-12月期の実質成長率は年率で1.36%、07年度の実質成長率は1.37%、名目成長率は0.89%という見通しです。見通し値は下方修正を繰り返していることが伺われます。今回の結果では実質成長率が2%を確保するのは09年度にずれ込み、消費者物価指数が安定的に上昇していくのは09年以降、利上げは09年1月以降になるとの見方が過半数を占めるということがわかりますが、米国経済が本格的に回復軌道に乗るのは再来年以降ということなのでしょうかね。
個人的には、何ら政策的なアクションを取らずにこのままズルズルと外需頼みであれば、これまでと同じくデフレ脱却予測は後ずれしていくという理解が現状では正しいのかなと感じます。
http://www.epa.or.jp/esp/fcst/fcst0802s.pdf
明日SNAの速報値(07年10〜12月期)が公表される予定ですが、こちらも興味深いところです。