本田先生のブログでの議論について思うこと

 個別的経験に基づいて話を進めるつもりも必要もないと思いますが、就職サイトが企業の要望の通りに学生に情報を流して何が悪いのでしょうか?就職サイトは悪事をはたらいてはいないと思いますが・・。企業がスクリーニングをすることについて以下戯れ言を。

 就職活動も採用活動もしたことがある人間から言わせて貰えば、残念ながら大学もしくは出身学部に基づいて企業がスクリーニングを行うのは非常に自然な行為です。これまでの経験からすると、有能な学生さんの大半はある一定レベル以上の大学の方ですよ・・残念ながら。採用コストを下げつつ、出来るだけ有能な人材を確保するにはこうするしかないかと思いますがねぇ。

 どだい全ての大学の学生にDMを発送するのはベネフィットに対してコストが大きすぎます。私が属する会社もコストの枠内で出来るだけ多くの学生さんに希望してもらうように努力していますが、書類段階で何千・何万もやってくるリストを一々見るのも大変ですよ。しかもそのかなりのものが僕のようなものからみても「本当にやる気あるの??」って思ったりするものですしねぇ、記念受験のようなものもありますし・・orz..大学間格差とか云々も大事かもしれませんが、同じ大学の中で有能な人とそうでない人の差が大変激しい。文章を読んだり学生さんに会ったりすると非常によく分かります。

 本当にやりたい事、就職したい会社があれば、DMが来なくても問いあわせをすることは出来る訳ですし、門前払いされたら「まぁそんなもんか」と諦めるしかないですね。それは本人に力が無いかもしれないし、いくら能力があっても本人の希望に反して採用側が「この会社に合わない」と判断するという事もあり得るし、希望している学生さんの独りよがりな気持ちかもしれない。一昨年くらいまでだとそもそも採りたくても採れなかった訳だし・・。そして、どだい本気でない学生を採用する余力・気持ちがある企業なんて無いわけですし。
 自分がこれまで努力してきた事が企業社会にどのような評価をされるのか、そしてその評価をどう受け止めるのか、その中で自分はこれからどうしていくのか、ということを考える良い機会でもあるわけですし・・就職活動は。

 スクリーニングしているから大変だ大変だと言う前にそのためのコストは誰が払っているんだ?ということを考えて下さいよ。採用コストは企業が自己責任で支払っているんですよね?H先生が払ってくれる訳でもないでしょうに。もし対象枠に漏れた方の中で有能な人がかなり居るということが分かれば、申し訳ないですが企業は黙っていませんw こういった無駄な議論に飛びつく輩が多い事こそ問題だと思いますがね。


 以上、現実派からの戯れ言でした。