ビョルン・ロンボルグ 「地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す」(山形浩生訳)

 積読本が溜まっていて中々処理できそうもありませんので後になってしまうと思いますが、気になっている本の一つです。
 自然を破壊するという原罪を背負った存在が人間ならば、その原罪のどうしようもなさを深く自覚して己の持つ熱量を最大限に活用しつつ、ちょっぴりエコについて思いをはせるぐらいしか僕には出来ません。原罪を持つ存在として自分を捉えるのならば他者に対してエコ推進!と声高に説得するのも何だかなぁと思う一方、僕のような天邪鬼が居るから環境は悪化するのかななどとも思ったり。
 環境政策という次元では、現状認識が正しいかどうか、そして政策としてメリットとコストをどう評価するのかという点に尽きると思うので、そういうことを考える題材として読んでみたいと思っています。熱く語る御仁が多いこの分野だからこそ、そういった人々のクールダウンも温暖化には必要なんでしょうね。

地球と一緒に頭も冷やせ!

地球と一緒に頭も冷やせ!

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