矢野浩一「流動性の罠の下での動学的確率的一般均衡モデルと自己組織化状態空間モデリング」(ESRI Discussion Paper)

 DSGE祭り(汗も含めて、矢野さんのこのテーマのお話は伺っておりますが、ついに研究成果がESRIのDPとして登場したとのこと。各国がゼロ金利近傍に到達しつつある現状では、このDSGEモデルの持つ重要性は格別でしょう。流動性の罠の状況を含むデータに基づくモデリングに成功した研究は(僕が言う話ではありませんが)マジで画期的ですね。多分Dynareでは動かないと推察しますが、こういった研究が深められていくことを期待したいところですね。
 テクニカルな部分は正直ついていけませんが(涙、できるだけ理解したいものです。これから拝読します。あと日本語の概要部分を読んで気になるのはdetrendの手法のお話でしょうか。

http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis210/e_dis206.html

 となると気になるのは日銀が開発した新しいモデルについてのペーパーがいつ出るのかということですが・・もう出てるのかなぁ。