こういう時節にこそ落ち着いて読むべき一冊とは?
といわれた時、諸兄諸賢の皆さんならどのような本を薦めるでしょうか。この所(と言いますかここ1年くらいそうかもしれませんが)直近の経済動向についてあれこれ頓着する題材が多いわけですが、「まぁちょっとモチツケ」とお思いの向きには、以下の書物などいかがでしょう。
- 作者: ラグラムラジャン,ルイジジンガレス,堀内昭義,有岡律子,アブレウ聖子,関村正悟
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2006/01/11
- メディア: 単行本
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資本主義が崩壊するとか、米国帝国主義の終焉とか、ドルの暴落とか、基軸通貨の無極化とか、そんな具にもならない話題についてあれこれ頓着するのならば、もっとバランスのとれた本をちゃんと読んだ方が数倍精神的にも宜しいかと思います。この本の日本語題名だとなんか違う印象を持たれるとも思いますが、原題「Saving Capitalism from the Capitalists」の方が正しい印象に到達しますね。興味深い。